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2018年 アメリカ 予告編 (Click!) 

ニューヨークが舞台になってる作品はやっぱり目が行く。
内容は関係なく、ただただあの街の雰囲気を少しでも味わいたくて(笑)

例えば、映画やドラマを観るときに、次はどうなるのか想像する人は少なくはないと思う。 自ら想像しなくても勝手に先が読めてしまって、尚且つ読み通りに話が進むのは本当に楽しくない。 駄作と言える。

どうやら海外で評価が低いこの映画、俺は十分に楽しむことができた。
タイトルやポスターから察すると1人の青年の成長と旅立ちみたいな作品をイメージしていた。 ただそれがそんな単純なものではない。 すげえなんか良かった。 
とにかく複雑なんだ。 人はみんな複雑で思い通りに人生は進まなくて、それでも生きる。 生きるから喜びが味わえる。 みんな人間でみんな色々あるんだよ。 それが人生で、それが男と女なんだよ。 人生は素晴らしいよ! って感じです(笑)

それとやっぱり挿入歌がいい! メインはSimon & Garfunkelの The Only Living Boy in New York。 この映画のタイトルと同じ。 他にもBill Evans、Bob Dylan、The head and the heart、そうそうたる顔ぶれで映画を心地よくしてくれてる。 

そして言わずに入れないのは、ケイト・ベッキンセイル! 彼女は俺と同い年。 世界美しい顔の常連! 今は随分と歳を重ねたけど、これからもまた新たな魅力を見せてくれるに違いない。 いや〜色っぽい。
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1992年 アメリカ・イギリス・フランス 予告編 (Click!) 

ジム・ジャームッシュ監督のテイストがバッチリのオムニバス作品。

ロス、ニューヨーク、ローマ、パリ、ヘルシンキ、それぞれの場所でタクシドライバーが乗客を乗せる。 タクシーの中でのそれぞれのやり取りを表現する人間ドラマ。

それぞれのストーリーにはもちろんそれぞれ違ったシュチュエーションがある。 それぞれが単体で物語として存在していたら、それはそれで退屈だと思うようなちょっとした話。 それを違った土地と違った時間帯、違ったキャラクターで比較させることでこの映画としての面白みを演出している。 もちろんオムニバス自体がそうゆうもんやと思う。 

それにしても各ストーリーのキャラクターが濃ゆい! インパクトがそれぞれに大いにある! どの場所でのどのキャラクターが自分としては印象に残ってて好きかどうかを自分の中で必ず見つけようとしてしまうのもこの作品の魅力と言える。 そしてジム・ジャームッシュ監督の作品はおもいっきり洒落ている!
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2016年 アメリカ・ドイツ・フランス 予告編 (Click!) 

ジム・ジャームッシュ監督作品。 

彼の作品に思うことは、決して大きくしないこと。 過剰に何かをし過ぎないこと。 素朴で、ミーハーのかけらもない。 大きなヒットを産もうともせず、ただ淡々と彼の感じてる世界観を画面に映してくれているように思う。 その中に彼独特のユーモアがわずかずつ散りばめられている。 

そして今回のこの映画は、さらに素朴さが際立っている。 特別じゃないってことが他の映画と違った特別感を出してくれる主人公。 彼の普段と変わらない何気ない1週間がこの物語。 でもその普段がいつものとは少しだけ違う。 でもそれも普段と大きくは変わらない。 そんな彼の日常。 その彼の日常を通して見ている人に何か繊細な心の『気づき』みたいなものを差し出してくる。 僕たちの普段の生活の中からもちゃんと何かを見つけるんだぞ!と言わんばかりのジャームッシュの演出。 小さな変化や小さな幸せにちゃんと気づいてるのか?と問いかけながら教えてくれてるかのよう。

この作品に限らず彼の作品は本当に人間味がある。 世間でよく使われる言葉『何気ない日常』。 雑誌や写真を語る記事、最近ではインスタグラムのタグにすらなるこの『何気ない日常』って言葉。 彼の物語には常にその言葉を本格的に表現してくれてる気がする。 もちろんそれは僕の勝手な見解だけど。 映画を娯楽と考えると彼の作品はとても退屈に思うかもしれない。 でも日常はそんなもんだから。 実際に一緒に観に行った奴は隣で思いっきり寝てたしな(笑) 彼の作品の表現は、本当に興味深い。

彼の作品を観てるとほんまに映画撮ってみたいなと思ってしまうねんなぁ。。。
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2017年 アメリカ 予告編 (Click!) 

この映画については賛否両論だと言われている。 評論家の間では評価が低く、一般の鑑賞者からは評価が高い。 すなわち作品の脚本や構成などを重視する玄人目線よりも、もっと単純に物語に目を向ける世間の人たちの心を揺さぶった作品と言える。

正直、途中からずっと泣いていた(笑) ある女の子にそのことを話すと『あの映画そんなに泣くところあった?』と言われた。 それでもうその子への興味は薄れるほどに泣く場面が多かった。 多分、俺の人生と彼女の人生では世の中の見え方が大きく違っているのは間違いない。 

この作品はある男の半生をダイジェストで見せてくれている。 かなり速いテンポでそして分かり易く物語が展開していく。 その節目にはミュージカル演出として印象的な歌と踊りが組み込まれている。 この一連の流れがスムーズで見心地がいい。 何か予告編を見ているように感じた。

僕がこの作品で涙する大きな理由はやっぱり『愛』だとはっきり言える。 少し照れくさいけど、もうそれしかない。 それも単純な恋愛に於ける言葉だけの愛みたいなものではない。 この作品での『愛』は『許す』こと。 受け入れる心、やり直す力、それが大切な部分だと明確に分かる。 なんども物語の中で訪れる挫折。 家族の挫折、仕事の挫折、夫婦の挫折、仲間の挫折、男女の挫折、それを乗り越える力、やり直す力、受け止める力、それが『許す』ことであり、『愛』なんだと。 

その他にも差別や偏見に立ち向かう要素も物語の中に含まれている。 
こうやって文を書いてると『あれ?これって?』っと思い始める。 挫折を味わったり差別や偏見を自分に感じたことがない人はこの作品を観てどう思うんやろ?って。 僕に映ったこの作品の印象は、人それぞれで見方は違うもんだろうと。 最後はまとまらないな。。。。ただ僕は泣いたんだ。
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2016年 アメリカ 予告編 (Click!) 

まさかこんな作品だとは全く思っていなかった。
こんなに考えさせられるとは。 考えさせられる? ちょっと違うな。。。
とにかく素晴らしいんだ。 何が正しいとかそうゆうことではなく。

家族には色んな形がある。 それは家族によって全く違う。 家族のルールがある家族。 父の教えが絶対な家族。 全くお互いを干渉しない家族。 ほんと言い出したらキリがない。 社会の常識と言われるものや教育、人間関係、1人で生きる力、家族で育むことはたくさんあるしその方法も無限にある。 今の世の中の当たり前と言われるものに少しは疑問を持つきっかけになるべき作品。

物語の途中で少しおかしな感覚になる。 どちらが正しいのかを決めたがる俺たち。 『それはあかんわ!』『あいつがおかしいわ』日常にはそんな言葉を聞くことばかり。 自分を正しいと言いたい人ばかり。 でもこの物語はどちら側も間違いではない。 幸せを望んでいる。 幸せのために人のことを思うがために必死になる。 何が正しい!ではなく、どれも悪くないってことを学ぶべき。 選ぶのはそれぞれだから。 この作品はめちゃめちゃ素晴らしいです!
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2016年 日本 予告編 (Click!) 

オダギリジョー、彼の演技は彼の存在があまりフィルターを通さずに演じられてるように思える。 もの静かな印象のまま。 だから彼の演技は強い印象を残さない。 何度見ても『俺、オダギリジョーの演技とか出てる映画あんまり見たことないわ』ってことになる。 それが俺の感じる彼の魅力の1つ。 強くない、圧がない、儚い、そんな彼の良さが好き。 

蒼井優、彼女の変身力は圧倒的。 彼女の演技は、『強い』ではなく、『芯が強い』だと思う。 その演技力のせいで、蒼井優と言う女性の本当の人柄を感じることができないぐらい。 柔らかさ、生々しさ、悪賢さ、妖艶さ、不思議さ、そんな難しい魅力を演技の中で表現してくる。 これは本当にスゴイ。 どう頑張っても速水もこみちにはできない。 さすがの女優。

話は映画の冒頭で感じた印象のまま最後まで保たれる。 その印象は過剰に演出されていないリアルとでも言おうか。 作品の中のオダギリジョーが演じる彼に自分を垣間見る。 どこかにいる『頑張ろうとする自分』と『どうせ俺なんかと思う自分』の後者の方が俺の気持ちに食い込んでくる。 周りの目や評価ばかりを気にするこの時代、そうでなくて今の自分とそしてその自分と一緒にいてる人との大切さを淡々と見せてくれる。 前に進むきっかけを。
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2014年 アメリカ 予告編 (Click!) 

この作品、公開された時からかなりの注目をしていたけど、映画館で観ることができなかった時点で少し観ることを躊躇していた。 そしてその感覚は間違ってなかった。 確実に映画館で観るべき作品だったと思う。 だってこの映画は圧倒的過ぎる作品だから。

この映画を観て多くの人は狂気を感じると思う。 観た人に感想を聞くとほぼその類の感想をなんらかの形で表現してくる。 まあある種そうなんだと思う。 
でもそれ以上に俺が感じたのは懐かしさだった。 本気で指導を受けることの心の高揚をまさか映画を通して味わうことができるとは思わなかった。 自分が小学生の頃に味わった指導と特に変わるところはない。 スティックとバットの違いはあるけど、手から血が流れることさえ懐かしく思えた。 目の前にいる大人から本気で睨まれて大声を出される。 逃げることはできない。 目を外らすこともできない。 ただ震えながら涙を流して必死にやるだけ。 それでも殴られる。 でもやるしかない。 やらないと楽しくない。 逃げたり諦めたりは考えることも選択肢にもなかった。 あらゆることを犠牲にして夢中で取り組んだ時間が自分の中に蘇る。 そしてその口惜しさや必死さが自分の中で昂りに変わる。 快感に変化していく。 当時それが僕の味わった指導の感覚で、それが僕の味わったこの映画の感覚だ。

この作品は世界中の多くの映画賞にノミネートされ、数々の賞を受賞。 その中でも目立って多く獲得してる賞は、J・K・シモンズが演じた助演男優賞。 もうこれはどうしようもない! これ以上があるのかってぐらいのハマリ役と完璧すぎる演技。 脚本の時点で主演を食っているので主役のマイルズ・テラーは可哀想なもんだ。 

始まってから最後の最後まで緊張感にどっぷり浸かりながら観ること間違いなしの最高の映画。
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2016年 日本 予告編 (Click!) 

相変わらず内容は知らなかった。 ただ評判が良かったから見ることにした。 いつもの感じです。 

映画が始まってすぐに、ストーリーの展開がイヤな方向に進むことを予感した。 イヤと言っても嫌いな展開ではなくて、物語自体が暗い方向に進んでいくって意味でのイヤ。 
そんな展開の時は決まって改めて気づかされる何かがある。 新しく気づかされるのではなく、改めて気づかされる。 

この物語で、かなり多くの人が改めて気づかされるんだと思う。 今、一緒にいる人が自分にとってどれだけ大切な人かってことを。 そしてそれを気づくのは、取り返しがつかなくなってからだってことを。 それを改めて気づくまでもなく、しっかりと分かってる人は幸せと言える毎日を過ごしてるんだと思う。

男の心情の変化や葛藤を描いてるこの作品の脚本・監督は女性、西川美和さん。 綺麗な人。 この人はなんでこんなに男の人のことを書けるんだろう?って単純に思うけど、性別の違い以上に人間の内面部分が実はこの作品のフォーカスすべき点だと感じた。 実際は主人公は女性であっても問題はなかったんだと思う。 ただ女性の葛藤からの心情の変化は『力強さ』みたいなものが表現されてしまうけど、男性だと思う存分『空虚』とゆうワード、虚しさ、バカさ加減、女々しさみたいなものが増す。 『あの時頑張れよ!今更頑張っても遅いよ』って(笑)

それを2人の対照的な男性でより分かり易く描かれている。 シュッとした本木雅弘と無骨な竹原ピストル。 虚業と実業。 内面と肉体。 男性ができるだけバカな方が、女性の価値は圧倒的に増す。 最後まで深津絵里の存在感は保たれてたもんな。  
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2016年 日本 予告編 (Click!) 

久しぶりの日本の映画。 宮沢りえが大人になって演じてる作品は全然観たことがない。 彼女の女優としての評価が高いことはよく知ってる。 そしてSNS上でも評価が高い。 ってことで観ることに決めてた作品。

僕はこの作品を通して色んなことを思った。 
これでいいのか? 今の時代でもこれでいいのか? 今の時代だからこそこれがいいのか? フィクションだからこれが成立するのか? もっともっとたくさんの事を考えた。 観ながらもドキッと何度もさせられた。 でもそれは全て世間との調和を考えているから悩まされる。 こうするべきなのか?と。 結局は今の社会のことなかれ主義の観点から観るから疑問に思う。

でも僕の本心を気づかせてくれた。 たくさんの涙が出たから。 まあ、たくさんじゃないけど(笑) 

宮沢りえの演じる幸野双葉に完全に思い知らされたから。 あ、やっぱりこうじゃないとダメだよなって。 圧倒的な包容力、人間の大きさと力強さ、今の時代に忘れがちな人がただ生きるってことの情熱をこの作品がもう一度気づかせてくれた。 
すごい安心できるんだ。 とんでもないこと言い出すけど、でも間違いなく安心できる人がいるんだ。 そんな人になりたいんだ。 そんな事を思いながら泣いてしまう(笑)

今の自分はそんな事を忘れていた。 勝手に決める。 そして実行する。 でもそれを必ずいい方向に向かわせる。 誰かのその時の一時的な気持ちを優先してあげることを、優しさだと穿き違えてるだけではダメなんだ。 もっと熱い愛を。。。
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2016年 アイルランド・アメリカ・イギリス 予告編 (Click!) 

前評判、そして観た人の評価も抜群に高かった作品だし、ジョン・カーニー監督の作品だったら間違いないと思い込む俺がいた。 その時点で観ないわけにはいかなくて、相当楽しみにしていた作品。

そしたらまさかの俺にとっては、今ひとつ大きな印象の残らない作品になった。

まず単純に期待し過ぎたことが、ガッカリ感を大きくさせたことは間違いない。 使われる曲も鑑賞後にはかなり自分の頭の中に残る曲を想像してたけどそれもない。 

そして一番自分の中で気分が上がらなかったのは、脚本と演出の組み合わせの新しさや斬新さの部分だったのかもしれない。 まあ、かもしれないではなく、だった。 まず脚本に意外性がない。 根本的な骨組みの部分の『主人公が女を好きになる、だからバンドを始める』ってのがあまりにも普通。 もし、その普通の脚本で行くのなら演出が全然甘い。 音楽を前面に出してるミュージカル映画ってところに頼り過ぎてるな。 過去のジョン・カーニーの作品ではできてたのにな、イイ演出が。 まあ俺が言うのもなんやけど。 
こんだけ言ったけど、世間的には結構イイ映画です!(笑)